こんにちは。今回は、ご自宅の仏壇や静養スペースにぴったりの「紫檀製
薬師如来仏像」をご紹介します。高さ20cmという程よいサイズと、高級感のある木彫りの風合いが魅力の一品です。なぜこの像が選ばれるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
■ 病苦を癒す慈悲の仏・薬師如来とは
まずは、この像の本体である薬師如来について簡単にご説明します。薬師如来は、正式名を薬師瑠璃光如来といい、(
木の仏像)東方の浄瑠璃世界を治める仏様です。そのお名前が示す通り、衆生のあらゆる病苦(身体的・精神的な病)を癒し、現世での安楽と健康長寿をもたらすことをお誓いになった、大変慈悲深い如来として信仰されています。
「薬」の師匠、すなわち最高の医者であるとも解釈できます。現代のストレス社会において、(
かんざし 普段使い)心身の健康を願う私たちの願いに、深く寄り添ってくれる仏様と言えるでしょう。
■ 紫檀の木彫りが紡ぐ、風格と温もり
本品の材質は「紫檀」です。紫檀は、木曽五木の一つに数えられる最高級木材で、その重厚で緻密な材質、美しい光沢と深みのある色合いが特徴です。経年変化によりさらに味わいを増し、代々受け継ぐ家宝となり得る価値があります。
20cmというサイズは、仏壇に安置するにも、独立した棚に飾るにもほどよい存在感。木彫り職人の手仕事により、如(
観音 ペンダント)来のおだやかでありながらも力強いお姿が、生き生きと表現されています。
■ なぜ「立像」が選ばれるのか
薬師如来の像には坐像と立像があります。この立像の姿は、まさに衆生(生きとし生けるもの)のもとへ積極的に歩み寄り、救いの手を差し伸べる「活動」と「慈悲」の象徴です。日常の中でお姿を仰ぎ見るたび、仏様の積極的な加護を感じていただけることでしょう。
■ ご本尊としてお迎えいただくために
本品は、単なる美術工芸品ではなく、ご本尊としての格式を備えています。日々の礼拝の対象として、心を込めておまつりください。忙しい毎日の中で、ほんの少し手を合わせ、静かに自分自身と向き合う時間は、何物にも代えがたい安らぎをもたらしてくれます。
この紫檀の薬師如来立像が、あなたとご家族の心身の健康を見守り、穏やかな日々を支える存在となりますように。